盲斑実験くん
去年の10月頃、NHK高校講座「生物」という教育番組(HP)で、盲斑(または、マリオットの盲点)の実験をしていました。
どうやら高校の授業で習うらしいのですが、習った覚えが無いのだ。(^^;
盲斑(もうはん)という言葉も聴いた覚えが無いのですが、盲点という言葉は普通に使われているので、「目の盲点」ということをはっきりさせるために「盲斑」という馴染みの無い言葉が採用されたのかな。
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図1 盲斑実験くん用紙 (印刷用PDF: 「mohanj1.pdf」をダウンロード)
実験内容ですが、
まず、図1のような配置で×と○印を書いた紙(または画面)を用意する。(×と○の間隔は8cmくらい)
次に、左目を閉じるか手で押さえ、×印が右目の正面に来るようにした後、×印を見つめたまま紙までの距離を調整すると・・・、
1番目: 黒丸印(●)が消えて、背景と同じ白色で塗りつぶされたように見える。
2番目: 白丸印(○)が消えて、背景と同じ黒色で塗りつぶされたように見える。
3番目: 黒丸印(●)が消え、さらに、線が一本につながって見える。
4番目: 黒丸印(●)が消え、さらに、斜め線2本が繋がって×印に見える。
というものです。
4番目は番組では紹介されていませんでしたが、やってみたらOKでした。(@_@;
紙までの距離は、私の場合24cmくらいです。
簡単にできる実験なので、ぜひやってみるのだ。(^o^)
なぜこうなるかというと、人間の眼球には網膜と脳を繋ぐ視神経の通り道として「盲斑」という部分があり、その部分には視細胞が無いため光を感じないので、その部分の映像が実は「見えていない」ためです。1番の丸印は見えていないが、周りが白なのでそこも白だろうと脳が予想(補完)するため消えて見える。2番も同様に、周りが黒なのでそこも黒だろうと補完する。3番と4番も丸印が見えていないが、棒線の繋がりを脳が予想(補完)するため、棒線が繋がって見えるんだそうです。かなり高度なフィルターを通した後の画像が見えているんですね。(@_@;
しかし、普段は両目で見ている(=両目の見えない範囲が重なっていない)ことや、実験でも分かるように、脳が自動的に回りの景色から捕完すること、また、視線を動かすことなどにより、盲斑を意識しなくてすんでいるというわけなのだ。(@_@;
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コメント
はじめまして、小森孝治という千葉県の生物の高校教員です。
7月下旬、中学生への一日体験入学があり、その時に各教科2名ずつ
模擬授業を実施することになっています。視覚に関する何か面白い
ホームページはないか探している時に、ここを見つけました。
簡単で、判りやすいので、盲斑実験くん文面および盲斑実験くん
用紙をそっくりそのまま活用させていただきたいと思っているのですが
いかがなものでしょうか。
模擬授業では、他に、Excelシート上に自分の盲斑の形を描く簡単な
マクロを組みましたので使用するつもりです。
2007年6月28日
投稿: 小森 孝治 | 2007.06.28 12:42
小森孝治さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。m(_ _)m
盲斑実験くんの文面と用紙ですが、ご自由に使っていただいて構いません。
NHKの番組で盲斑について知ったときの驚きというか感動というか、そういう気持ちを思い出しました。(@_@;
模擬授業の生徒さん達にも、盲斑について知っていただくお役に立てるのであれば、私としてもうれしい限りです。(^o^)
投稿: KKZ | 2007.06.29 07:35